☆パワー・スポット!本当のところ…


 この季節になると恒例のサマーセミナーが北軽井沢研修センターで開催されます。この会報がお手元に届く頃には蒸し暑い都会を離れ、高原でのセミナーとなっていることでしょう。健康呼吸法の実践やオーラの安定プログラム、ヒーリング技術の習得や壮大な宇宙に思いを馳せるコスモ・トークなどで心身ともに癒されるひと時を過ごします。北軽井沢研修センターは正に肉体とオーラが清められ輝いてゆくというヒーリング・スポットであります。そういえば最近、雑誌…特に女性のお読みになる雑誌でよく「ヒーリング・スポット案内」とか「スピリチュアル・スポットガイド」などという記事を見かけることが多くなりました。普通の方が普通にスピリチュアルやヒーリングを語ることができるようになってきたことを実は嬉しくも思っています。未来創学アカデミーが始まった頃から比べると考えられない変化です。人間が、物資的な部分だけでなく、その肉体や精神を支えている「オーラ」の部分を大切にし始めていることは、今後、人間が進化してゆくために大変大切なことですから、この変化は非常に良い兆候であると考えています。人間の文明や文化の発達はその多くが「人を楽で便利にする」ことに中心が置かれ、「精神性」についての分野の発達は時として葬り去られたり、人類の発達にとって亜流として、その存在が軽んじられることも多かったように思えます。しかしながら実に未来創学アカデミーが探求するこの分野は人間の存在の中心であり、自分自身にとっても一つの「能力」としてもっともっと実用が可能な分野なのです。ですから、正にこの「スピリチュアル」な能力を磨いていただきたいと考えているわけです。

 雑誌などに取り上げられる「ヒーリング・スポット」などは主に「気持ちの良い場所」の紹介が多いようで、そのような意味では、どんなに機械文明が発達し便利になったとしても、反面如何に現代人が「疲れているか」ということの証明でもあるのでしょう。そういう意味では文明の発達も皮肉なものです。精神性を置き忘れた物質的な発展は「便利で楽」をもたらすはずが「精神的な疲れ」をもたらしているという歴史的な結果です。

 本来の意味でのヒーリング・スポットは「人間のオーラに良い刺激を与える波動をもたらす場所」ということなのですが、景色が良い=ヒーリング・スポットではありません。またリゾートや大自然の中だけにヒーリング・スポットがあるわけでもありません。都会にも思わぬヒーリング・スポットは存在しています。(近いうちに身近なヒーリング・スポット・ガイドでも作ってみたいものですが…)実にもったいないことは、自分がヒーリング・スポットにいたとしてもそれに気付くことなく、アンテナが閉ざされ、その大切なエネルギーを受け取れないことでしょう。まず初めに大切なことは、「自分のオーラの存在を認識すること」です。自分のオーラの存在を認識すること、とは自分の感覚や感性に敏感になること。もっと自分を見つめることです。これは難しい表現かもしれません。もっと簡単に言えば、「意識を切り替えること」=「自分には生体エネルギーがある!強いオーラがある!」と意識することです。このように意識することで、アンテナが開きだし、感性が鋭くなり、大地のエネルギーを受け取りやすくなるのです。ヒーリング・スポットを有効に感じる第一歩、それは「自分の頭を切り替えること」。

 もっとも身近なヒーリング・スポットは実は自分の頭の中に存在しているのです。